サボることで失っていた時間とお金を計算してみた

時計やカレンダーに囲まれたナマケモノが失った時間とお金を計算しているイラスト 動けない・続かない

「今日はいいか」は、1回なら大したことない。

でも、それを何年も繰り返すと、話は変わる。

僕は社会人2年目くらいから、「いつか自分でもビジネスをやりたい」と思い続けていた。それなのに、かなり少なく見積もっても、実際に手を動かしていたのは年間約40時間。10年間で約400時間だった。

一方、本来なら作業に使えたかもしれない時間枠は年間約1,008時間。これを時給1,000円で単純換算すると、10年間で約1,008万円になる。

もちろん、「1,008万円を失った」という話ではない。

この記事では、僕が「今日はいいか」を何度も繰り返した10年間を実際に計算して、1回のサボりが積み重なるとどれくらいの大きさになるのかを見てみた。

「サボる」と言っても、中身は全部同じじゃなかった

まず最初に、ここは分けておきたい。

「何もしなかった時間」を全部、

「無駄だった時間」

とは思っていない。

休んでいた時間もある。

趣味を楽しんでいた時間もある。

何もしたくなくて、ぼーっとしていた時間もある。

それと、

やりたいことから逃げていた時間

は、似ているようで違う。

ゲームをしていたから全部無駄。

YouTubeを見たから全部無駄。

休日に何もしなかったから無駄。

そんなことを言いたいわけじゃない。

休むことも必要だし、趣味も必要だ。

今回計算したいのは、

本当はやりたいことがあって、「やらなきゃ」とずっと思っていたのに、そこから逃げるために使っていた時間

の方だ。

休んでいた時間

これは必要な時間だと思う。

仕事が終わった。

疲れた。

何もしたくない。

寝る。

ぼーっとする。

これまで全部、

「サボった!」

にしてしまうとおかしい。

休むことまで罪悪感の対象にしたくはない。

趣味を楽しんでいた時間

ゲームをやる。

アニメを見る。

好きなものを見る。

こういう時間も、別に悪くない。

むしろ普通に必要だと思う。

今回の計算では、

「趣味をやっていた=失った時間」

とはしない。

何もしたくなくて止まっていた時間

これはちょっと難しい。

疲れているわけでもない。

趣味を楽しんでいるわけでもない。

ただ何もしたくない。

こういう時間もあった。

これも全部「無駄」とは言い切れない。

人間、何もしたくない日くらいある。

やるべきことから逃げていた時間

今回、一番見たいのはここ。

「やらなきゃ」

とは思っている。

でもやらない。

動画を見る。

ネットを見る。

別のことをする。

そのうち、

「今日はもういいか」

となる。

他の記事でも書いたけど、動けないときに関連する動画を見ていた時期もあった。

そのときは、

「今日は知識を入れたから、明日からやればいい」

と少し安心する。

そんなことを何度もやっていた。

つまり、「何もしていなかった10年間」ではない。

頭の中ではずっと「やらなきゃ」があった。

ただ、現実の作業時間がほとんど増えていなかった。

一回だけなら大したことない。でも、何度も繰り返したら?

たとえば、1回2時間サボったとする。

2時間なら、そんなに大きく感じない。

「今日はもういいか」

で終わる。

でも、

2時間 × 週1回

なら、年間で約104時間。

2時間 × 週3回

なら、年間で約312時間。

1回だけなら何でもない。

でも、積み重なると結構大きい。

さらに何年も続けば、

「え、そんなに?」

となる。

だから今回、自分の場合をかなり大きなくくりで見ることにした。

実際に、自分の過去を計算してみた

ここからは、実際に自分が使えたはずの時間と、現実に手を動かしていた時間をざっくり計算してみる。

正確な記録が残っているわけではないので、かなり控えめな数字として考える。

そもそも、どれくらい「やろう」と思っていたのか

ここを最初に言っておきたい。

社会人2年目くらいから、ずっと「やらなきゃ」と思っていた。

一回諦めて、その後また思い出したわけじゃない。

頭の片隅にずっとあった。

「いつか自分でもビジネスを作りたい」

「副業を始めたい」

「このまま会社だけでいいのか?」

みたいなことを、何年も考えていた。

気持ちだけはかなりあった。

「絶対やってやる」と思ったことも何度もある。

なのに、

実際には半年まったく触らない。

↓

たまたま気合いが入って始める。

↓

2日くらいで挫折。

↓

また3か月放置。

こんなのが普通にあった。

「やりたいと思っていなかったから何もしなかった」という感じではない。

むしろ、

やりたいと思っていたのに、実際の行動にならない。

ここが10年以上ずっと続いていた。

「本来なら使えた時間」を少なく見積もってみる

これは「毎日絶対に2時間やるべきだった」と言いたいわけじゃない。

少なく見積もって、

平日に1日2時間。

休日に1日5時間。

それくらいなら、自分の場合は作業時間として取れる余地があったと思う。

平日を22日。

休日を8日。

くらいとして計算すると、

平日
22日 × 2時間 = 44時間

休日
8日 × 5時間 = 40時間

合わせて、

月84時間。

年間だと、

84時間 × 12か月 = 1,008時間。

つまり、少なく見積もった場合でも、年間1,008時間くらいの時間枠はあったことになる。

もちろん、この1,008時間を全部ビジネスに使えたわけじゃない。

普通に疲れる日もある。

予定もある。

家族との時間もある。

体調もある。

だから、この数字を「本当なら毎年1,008時間働けた」とは考えていない。

あくまで、

「それくらいの時間枠はあったはず」

という基準にした。

自分の平日と休日の時間を計算して年間1,008時間の時間枠と実際の作業時間約40時間を比較した図

実際に手を動かしていたのはどれくらいだったか

ここがかなりヤバい。

10年間を細かく記録しているわけじゃないから、正確な数字は分からない。

ただ、かなり少なく見積もっても、

年間40時間くらい

じゃないかと思う。

中には、

1月 0時間
2月 0時間
3月 0時間
4月 0時間
5月 0時間
6月 10時間
7月 0時間
8月 0時間
9月 0時間
10月 0時間
11月 10時間
12月 0時間

みたいな年も普通にあった。

年間20時間くらいしかやっていない年もある。

最高に頑張った月でも、20時間くらいだったと思う。

かなり感覚的な数字なので、ここは盛らずに「年間40時間程度」として考える。

すると、

年間で約1,008時間の時間枠があった。

実際に手を動かしたのは、年間約40時間。

10年間なら、

時間枠:約10,080時間

に対して、

実作業:約400時間。

単純に割合を見ると、実際に作業していたのは約4%。

……これは結構すごい。

いや、すごいというか、

そりゃ進まないわ。

となった。

しかも、その400時間は「毎週コツコツ」ではなかった

年間40時間と聞くと、

「毎週40分くらい続けていたのかな」

みたいに見える。

実態は全然違った。

「このままではいけない!」

となる。

↓

連休が来る。

↓

「ここで一気にやる!」

↓

数時間~数日、一気にやる。

↓

「もう無理だ……」

↓

終了。

↓

数か月放置。

↓

また、

「今度こそ!」

となる。

この繰り返しだった。

だから、年間40時間という数字以上に、

「何度もゼロに戻っていた」

ことの方が問題だったんだと思う。

自分の10年間の作業時間が一気に集中して数か月の放置を繰り返していたことを示すタイムライン

その時間を、お金に換算してみた

ここからは、ただの参考計算。

「もし、その時間を時給○円で使えたら」という話だ。

実際にその金額を稼げたわけではない。

今回はあえて安めに、

時給1,000円

としてみる。

年間1,008時間なら、

1,008 × 1,000円 = 100万8,000円

10年間なら、

10,080 × 1,000円 = 1,008万円。

……数字だけ見ると結構すごい。

でも、これをそのまま、

「僕は1,008万円を失った」

とは思っていない。

こんな単純計算で実際のビジネス収益を出せるわけじゃないからだ。

そもそも、1時間使えば必ず1,000円稼げるわけでもない。

これは、

「時間を金額に置き換えると、どれくらいの大きさに見えるのか」

を見るための数字。

実際には、ビジネスをやればもっと面白かったと思う

僕がやりたかったのは、アルバイトをしてお金を増やすことではなかった。

クラウドワークス(ネットで仕事を受けられるサイト)とかで単発のライティング仕事を受けるとかでもない。

自分で何かを作って、ビジネスとして積み上げてみたかった。

もし10年間、今くらいのペースでちゃんとやっていたら、

ブログやサイトをもっと作れていた。

収益の入口ももっと増やせていた。

一つの「財布」を大きくすることもできたかもしれない。

それに伴って、

「何をやれば売れるのか」

「どう集客するのか」

「何を改善すればいいのか」

みたいな経験も、今とは比べ物にならないくらい増えていたと思う。

使えるツールも増えていただろう。

AIはここ数年の話なので、10年前から同じように使えていたわけじゃない。

その代わり、当時から使っていた検索、ブログ、分析などのツールや手法について、もっと早く、もっと深く経験できていたと思う。

もちろん、10年前からやっていれば全部うまくいったなんて思っていない。

失敗もしただろう。

別のビジネスに行っていたかもしれない。

それでも、

何かしらの成果や経験は積み上がっていたはずだ

とは思う。

でも、計算して一番気になったのは「お金」じゃなかった

最初は「いくら損したんだろう」と考えた。

でも、計算していて一番刺さったのは金額じゃない。

10年。

こっちだった。

社会人2年目から、

「やらなきゃ」

と思っていた。

途中で諦めたわけでもない。

頭から消えたわけでもない。

それなのに、実際に手を動かした時間は年間40時間程度。

その40時間ですら、一気にやっては止まる。

これを10年やっていた。

そりゃ、

「人生何やってんだ……」

となる。

時間でも刺さる。

お金でも刺さる。

年月でも刺さる。

全部刺さる。

「全部無駄だった」とは思わない

ここまで計算すると、

「10年間、全部無駄だった」

と言いたくなる。

でも、それも違うと思う。

休んだ時間もある。

遊んだ時間もある。

家族と過ごした時間もある。

モチベ動画を見た時間だって、そのときの自分には必要だったのかもしれない。

少なくとも、全部をまとめて「無駄」にするつもりはない。

それに、少ないながらもブログを続けた結果、実際に収益が出た時期もあった。

昔のブログは放置していても、今でも学生のお小遣いくらいは入ってくる。

放置する前には、毎月数万円くらいになっていた時期もあった。

たったこれだけでも、

「やり続ければ何か積み上がる」

ということは実際に経験している。

だから問題だったのは、

休んだことでも、遊んだことでもない。

本当はやりたいことがあったのに、

「今日はいいか」

が何度も続いて、

やりたいことに使うはずだった時間が、少しずつ消えていったこと

だった。

昔は「サボったら、そのまま終わる」が多かった

ここが、今と昔で一番違うと思う。

昔は、

「今日はいいか」

となったら、本当にそこで終わることが多かった。

明日やればいい。

↓

明日もやらない。

↓

その次の日もやらない。

↓

気づいたら数か月。

そして、

「このままではいけない!」

となって、また一気に頑張る。

それでまた止まる。

こうして「やろう」と思っては止まる流れについては、別の記事で自分の行動を心理学に当てはめながら考えてみた。

最近は、完全にサボらなくなったわけではない。

普通に休む。

動画を見る日もある。

何もしない日もある。

でも、

戻る。

ここが前とは違う。

「サボらない人」になったわけじゃない。

「サボっても戻りやすくなった」

という方が近い。

過去の時間を取り戻すことより、これからどう使うか

10年前に戻ることはできない。

今さら、過去10年の時間の使い方をやり直すこともできない。

「失った時間を取り返そう」

と考え始めると、また焦って一気にやりたくなる。

それで無理をして止まったら、また同じことになる。

だから今は、

これからの10年をどうするか

の方が大事だと思っている。

10年後に、

「また何もしていなかった」

となるのは嫌だ。

だったら、

今までとは違う使い方をする。

毎日完璧にやる必要はない。

休んでもいい。

遊んでもいい。

何もしたくない日があってもいい。

ただ、

「今日はいいか」が、そのまま何か月にもならないようにする。

そこだけは変えたい。

あなたも一度、自分の「今日はいいか」を計算してみてほしい

もし最近、

「今日はいいか」

を何回も繰り返しているなら、一度だけ数字にしてみるのも面白いと思う。

例えば、

1回の「今日はいいか」で2時間。

それが週2回。

2時間 × 2回 × 52週

これだけでも、

208時間。

「え、そんなに?」

となるかもしれない。

もちろん、その208時間が全部「失った時間」だとは限らない。

休息だったかもしれない。

趣味だったかもしれない。

必要な時間だったかもしれない。

だから、数字を出したあとに、

「これは本当に逃避だった時間なのか?」

も一緒に考える。

そして、もし仮に時給1,000円としてみるなら、

208時間 × 1,000円 = 20万8,000円。

これも「20万円を失った」という意味ではない。

ただ、

時間を金額にすると、急に大きさが分かることがある。

それ以上に、

「自分は思っていたより長く、この状態を続けていたんだな」

と気づくことに意味があると思う。

もし「今日はいいか」を繰り返す理由そのものがよく分からないなら、「やる気が出ない」を6つのパターンに分けて考えた記事もある。

「10年後の自分」が同じ思いをしないようにする

今回、実際に数字にしてみた。

年間1,008時間くらいの時間枠があった。

実際の作業は年間40時間程度。

10年間なら、作業時間は約400時間。

しかも、その400時間は継続して積み上げた400時間ではなかった。

それでも、少ない作業からブログで収益が出たことはある。

だったら、もっと続けていたらどうなっていたんだろう。

今より知識があったかもしれない。

もっと経験があったかもしれない。

財布ももっと増えていたかもしれない。

ここを考えると、正直、

「もったいなかったな」

と思う。

かなり思う。

でも、もう10年前には戻れない。

だから、

10年後の自分が同じ思いをしないように、これからは使う。

間に合う。

間に合わせる。

今回、計算してみて最後に残ったのは、そのくらいだった。

僕が何度も止まりながら、今は何を考えてこのサイトを書いているのかは、プロフィールにまとめている。

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