「やりたいこと→決定!|何すれば?→迷走中」この状態を動けるように分解してみた

やりたいことは決まっているのに情報を集めて迷路で迷走し、次の一手を探すナマケモノのイラスト やりたいこと・次の一歩

「これをやりたい!」

ここまでは決まった。

よし、やろう。

……で、何すればいい?

僕はこの状態で、かなり長い時間を使ってきた。

分からないから調べる。

調べたら方法がいくつも出てくる。

どれがいいのか分からないから、さらに調べる。

気づいたら情報だけ増えて、肝心の自分の行動はあまり進んでいない。

今振り返ると、僕は「行動できなかった」というより、

「やりたいこと」と「今日やること」の間をつなげられていなかった

んだと思う。

この記事では、僕が実際に迷走した経験と、そこからどうやって次の一手を決めるようになったのかを書いてみる。

もし「何をやりたいか」自体がまだ分からないなら、そっちは別の記事で、何に迷っているのかから分けて考えてみた。

「やりたいこと」は決まった。で、何すれば?

僕の場合、分かりやすいのが「副業」だった。

最初は、

「会社のお給料だけじゃなくて、自分でもお金を稼げるようになりたい」

くらいだった。

毎月あと10万円くらい増えたら、生活もかなり楽になる。

そんなところから始まった。

だから、最初は当然のように、

「月10万円稼げる副業」

みたいな検索をしていた。

すると、いろいろ出てくる。

ブログ。

物販。

動画。

スキル販売。

在宅ワーク。

投資。

よく分からないサービスまで含めると、本当にいろいろある。

「これならできそう」

と思うものもある。

ところが、よく見てみると、

「それを紹介している人が儲かる仕組みなんじゃないか?」

と思うものもある。

簡単にできそうだけど、実際には学生のお小遣いくらいにしかならなさそうなものもある。

ちゃんとしたものでも、自分に合うとは限らない。

そうすると、

「じゃあこれは違うか」

となる。

また探す。

別のものを見る。

また悩む。

気づけば、

「何をやればいいか決めるための情報収集」そのものが、ものすごく大きな作業

になっていた。

情報を集めるほど、なぜか迷走していった

最初は、

「調べれば、自分に合う副業が見つかるだろう」

と思っていた。

でも、現実は逆だった。

Aという方法を知る。

↓

「これ良さそう」

↓

Bという方法も出てくる。

↓

「こっちのほうがいいかも」

↓

Cを見つける。

↓

「いや、これもありだな」

↓

さらに調べる。

↓

「……で、結局どれをやればいいんだ?」

こんな感じだった。

しかもネットにある情報は、自分にとって都合よく整理されているわけではない。

「月10万円稼ぐ方法」と検索すれば、月10万円を目指すための情報が出てくる。

でも、それが僕に向いているかは別問題。

楽そうに見えるけど自分には合わないものもある。

収入は大きそうでも、やっていて興味が持てないものもある。

逆に、金額だけ見ると魅力が弱くても、自分なら続けられそうなものもある。

つまり、

「世の中に何があるか」を調べるだけでは、自分が何を選べばいいのかまでは決まらなかった。

ここで僕は、かなり迷走していたと思う。

情報を集めるほど選択肢が増えて迷い、さらに検索を繰り返す流れを示した図

この「情報を集めるほど迷う」という話とは別に、目標を実際の行動につなげる方法について調べてみると、「実行意図」という研究があった。

GollwitzerとSheeranの2006年のメタ分析では、94の独立した検定をもとに、「もし○○の状況になったら、そのときは△△をする」という具体的な計画(実行意図)が、目標達成にどう影響するのかが調べられている。結果として、こうした具体的な計画を作ることは、目標達成を促す効果が確認されている。

もちろん、この研究が「今日やることを1つ決めれば必ず動ける」と証明したわけではない。

それでも、「やりたいことを決める」だけで終わらず、「いつ・どこで・どう行動するか」まで具体化することが、目標を実際の行動につなげる一つの方法として研究されていることは、自分の経験を考えるうえでも参考になった。

Gollwitzer, P. M., & Sheeran, P. (2006). Implementation Intentions and Goal Achievement: A Meta-Analysis of Effects and Processes. Advances in Experimental Social Psychology, 38, 69–119.

僕は「やりたいこと」を決めたつもりで、まだ決めきれていなかった

後から考えると、ここがかなり大きかった。

僕は、

「副業をやりたい」

とは思っていた。

「月10万円くらい増えたらいいな」

とも思っていた。

でも、それだけでは足りなかった。

自分は何をしたいのか。

何なら続けられそうなのか。

何が嫌なのか。

どんな働き方なら納得できるのか。

お金だけが目的なのか。

それとも、自分の経験や能力を使いたいのか。

そこまで整理しないと、そもそも選ぶ基準がない。

基準がないまま情報だけ集めれば、

「Aも良さそう」

「Bも良さそう」

「でもCも……」

となる。

だから僕の場合、

「何をやるか決める」前に、「自分は何を求めているのか」をかなり整理する必要があった。

表面上では分かっているつもりでも、自分でも気づきにくい本音がある。

そこまで含めて整理して、やっと、

「じゃあ、自分はこういう方向が近いんじゃないか」

と考えられるようになった。

「やりたいこと」と「今日やること」の間には、何段階かあった

ここまで考えてみて、僕はようやく気づいた。

「やりたいこと」と「今日やること」は、いきなりつながるわけじゃない。

例えば、

やりたいこと
「自分でもお金を稼げるようになりたい」

↓

方向
「自分の知識や経験を使って何かできないか」

↓

やることの候補
ブログ、サービス、情報発信……など

↓

今の現在地
「まだ何も作っていない」

↓

足りないもの
「まず、自分が何を提供できるのか整理する必要がある」

↓

次の一手
「自分の経験や知識で、人の役に立てそうなことを考える」

↓

今日やること
「候補を書き出してみる」

こんなふうに、いくつかの段階がある。

いきなり、

「今日これをやろう!」

とはならない。

だから、

「何をすればいいのか分からない」

ときは、

ゴールから今日の作業まで、一気に飛ぼうとしていないか

を見るようになった。

やりたいことから方向、現在地、次の一手を経て今日やることまで段階的につなげる階段図

僕は「正解」を探しすぎていた

これは今でもかなり自覚がある。

僕は、最初の方向を間違えたくない。

間違った方向に進み続けて、後から、

「最初からこっちじゃなかったじゃん」

となるのが嫌だ。

その時間を無駄に感じるからだ。

だから、できるだけ調べる。

考える。

比較する。

なるべく正しい方向を選んでから走りたい。

この性格自体が悪いとは思っていない。

実際、今の僕もかなり調べる。

ただ、昔は、

「最初から正解を当てること」

に意識が寄りすぎていた。

今は少し違う。

「正解」より、「今の自分に合う一手」で考えるようになった

今は、

「この方法が100%正解なのか?」

だけで考えない。

それより、

「今の自分が一歩進むなら、どれが一番やりやすいか?」

で考える。

もちろん、最低限の情報は集める。

危ないものは避ける。

明らかに自分に合わないものも除く。

そのうえで、

「じゃあ、まずこれをやってみよう」

と決める。

それで実際にやってみて、

「やっぱり違うな」

となったら変える。

これなら、最初から完璧なルートを当てなくてもいい。

むしろ最近の僕は、

ゴールの正解だけじゃなく、「道中の正解」も大事

だと思うようになった。

今やっているこのブログも、その一つだと思う。

この記事を書いている時点では、まだこのブログで誰かからお金をもらっているわけじゃない。

サーバー代もドメイン代も自分で払っている。

それでも続けている。

なぜかというと、やっていて楽しいからだ。

自分の経験を整理できる。

考える力も鍛えられる。

人の悩みについて考えることもできる。

将来的に何かにつながるかもしれない。

つまり今の僕にとっては、

「まだお金になっていないから失敗」ではなく、「やっていて楽しくて、自分のスキルにもつながっているなら、今の段階ではこれも正解」

という見方ができるようになった。

実際に一歩進んでみると、次のことが分かる

ここも大きい。

最初に全部の答えを出さなくても、一つ進めば現在地が変わる。

現在地が変われば、次に必要なものも変わる。

だから、

「最初に全部決めておかないと」

と考える必要はなかった。

一歩進む。

↓

「思っていたのと違った」

↓

じゃあ次を変える。

一歩進む。

↓

「こっちのほうが良さそう」

↓

また変える。

そうやって進んでいけばいい。

僕は昔、

「最初の方向を間違えないこと」

をかなり重視していた。

今は、

「間違ったと思ったら、次の一手を変えればいい」

という考えが強くなった。

迷走した時間が、全部無駄だったわけでもなかった

副業について最初にネットで調べまくった時期は、かなり迷走していたと思う。

何を選べばいいのか分からなかった。

時間もかなり使った。

だから、一見すると無駄だった。

でも、今考えると少し違う。

あれだけ調べたからこそ、

「こういうビジネスは自分はやりたくないな」

と思えるようになったものもある。

いかにも良さそうに見えるけど、実際には紹介者側が儲かる仕組みになっているもの。

簡単そうだけど、自分が求めているものとは違うもの。

そういうものをたくさん見たから、

「じゃあ自分はどうしたいんだ?」

と考えるようになった。

そこで出てきたのが、

「自分の経験や知識でできることで、誰かの役に立てること」

だった。

今のブログも、そこからつながっている。

僕と似たような悩みを持っている人がいるかもしれない。

その人が僕の苦しかった経験を読むことで、何か解決の糸口が見つかるかもしれない。

その中から、生の悩みを聞く機会ができるかもしれない。

そこで本当に役立つものを作れれば、相手にも自分にも意味のあるサービスになるかもしれない。

今はまだ試している途中だ。

最初の迷走があったからこそ、今の方向に来られた部分もある。

だから、

迷走=全部が無駄

とも思わなくなった。

「今の自分はどこにいる?」から考えてみる

ここまでの話を、かなり単純化するとこうなる。

「やりたいことは決まっている」

↓

今の自分はどこにいる?

↓

何が足りない?

↓

次に進むための候補は何がある?

↓

今の自分が一番進めやすいのはどれ?

↓

それをやる

この順番。

例えば、

「ブログで収入を得たい」

と思ったとしても、

いきなり「記事を書く」が正解とは限らない。

まだブログ自体がなければ、ブログを作る必要がある。

ブログがあるけど誰にも見られていないなら、集客を考える必要があるかもしれない。

記事はあるけど何を書けばいいか分からないなら、テーマ整理が先かもしれない。

つまり、

同じゴールでも、現在地によって次の一手は変わる。

だから「何をすればいい?」となったら、まず現在地を見る。

「今日やること」まで決まれば、とりあえず前に進める

ここまで整理できたら、最後はかなり単純になる。

今日やることを一つ決める。

それが本当に正解かどうかは、一旦置いておく。

やってみる。

進んだら、現在地が変わる。

そこでまた、

「じゃあ次は?」

を考える。

最初から、

「これをやれば成功する」

というルートを完成させなくていい。

一歩進んだことで、次の一歩が見えれば十分

だと思うようになった。

次の一手が決まっても動けないなら、別の原因かもしれない

ここまでやって、

「よし、次にやることは決まった」

となったのに、それでも動けない。

そういうこともある。

その場合は、

「何をすればいいか分からない」

ことが原因ではないかもしれない。

「やることは決まった。でも大きすぎてだるい」

なら、僕が別の記事で書いたように、さらに細かくする方法がある。

「やることも決まった。小さくもした。でもスマホに逃げる」

なら、そっちの問題を見たほうがいい。

家に帰ったら動けないなら、環境の問題かもしれない。

一人だと続かないなら、また別の原因がある。

こうやって、

「続かない」

という一つの問題を、その中身ごとに見ていく。

僕はこの考え方が、自分にはかなり合っていると思っている。

「正解を探す」より、「次の一手を決める」

「やりたいことは決まっている。

でも、何をすればいいのか分からない。」

こんなとき、僕は昔なら、とにかく情報を集めていた。

もっと調べれば、正解が見つかると思っていたからだ。

でも、情報を集め続けるだけでは、自分の現在地は変わらない。

だから今は、

「自分は今どこにいる?」

と考える。

「何が足りない?」

と考える。

「ここから一歩進むなら、何をする?」

と考える。

そして一歩進んだら、また現在地を見る。

最初から完璧な答えを出す必要はない。

僕は今でも、最初の方向を間違えたくない。

だから調べるし、考える。

それでも、

「正解を当ててから動く」

ではなく、

「今の自分に合う一手を決めて、進みながら次を考える」

という考え方になった。

これなら、途中で方向が変わってもいい。

やってみて違えば変えればいい。

そのほうが、ずっと前に進みやすかった。

もし「何をすればいいか分からない」で止まっているなら、まずは今日、

「自分は今どこにいる?」
「何が足りない?」
「ここから一歩進むなら何をする?」

の3つだけ考えてみる。

それで十分なこともある。

そして、その一手が決まったのに動けないなら――

そこから先は、「何をすればいいか」ではなく、別のところを見たほうがいい。

僕自身、そうやって一つずつ「続かない理由」を分解してきた。

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