【失敗談】怠け癖は「人生の時間泥棒」だった|僕が「可能性の浪費」から抜け出せた仕組み化の話

怪盗ハットとマントをつけたナマケモノが、大きな時計を抱えて高くジャンプしている「時間泥棒」のイラスト 失敗談と改善

こんにちは、怠け癖に10年ほど時間を奪われた人、ぐでまるです。

「やらなきゃいけないのは分かってるのに、どうしても動けない。」

僕はずっと、この怠け癖に人生を振り回されてきました。

副業も資格勉強も、最初のやる気だけで終わって、「また続かなかったな…」と自己嫌悪。

その繰り返しの中で、気づけば何年も“時間”だけが過ぎていました。

今でこそ仕組みを使ってブログを続けられるようになったけれど、もしあの頃にこのやり方を知っていたら、どれだけの知識や経験を積めていたんだろう、と今でも思います。

この記事では、そんな僕が「怠け癖」という時間泥棒から抜け出せたきっかけと、“怠け者でも続けられる仕組み”について、体験談をもとに話していきます。

怠け癖が人生の時間泥棒だった

気づけば「今日も何もできなかった」と自己嫌悪する日々。

やる気がないわけじゃないのに、行動できないまま時間だけが過ぎていきました。

振り返ると、怠け癖はまるで“人生の時間泥棒”でした。

できる人ばかり目立つ世界での自己嫌悪

SNSを開くと、努力して結果を出している人が次々と目に入る。

「毎日継続中!」

「資格試験に合格!」

──そんな投稿を見ては、自分と比べてモヤモヤしていた。

「自分もやらなきゃ」と思うのに、気づけばYouTubeやSNSを眺めて一日が終わる。

やる気がないわけじゃないのに、行動に移せない。

自分が情けなくて感じてしまって、どんどん自己嫌悪が深まっていった。

今振り返ると、僕は“他人と比べる仕組み”の中で、自分をどんどん追い詰めていたんだと思います。

焦りばかり増えて、手は止まる。

その繰り返しで、気づいた時には僕の時間は静かにたくさん奪われていました。

無駄に過ぎた10年以上の時間

僕が最初にブログを始めたのは10年以上前です。

正直、怠け者の中でもトップクラスの“続かなさ”だったと思います。

今でこそ、複数のブログを運営していたり、このブログも1記事書くのに8時間くらいかかっても楽しめています。

でもそれは「仕組み」を使えるようになったから。

もし今のような仕組みで動けていたら──どれだけの時間を無駄にせず、どれだけの経験を積めていたんだろう。

やらなかったことの後悔は大きいです。

気づけば、その怠け癖が僕の“人生の時間泥棒”になっていました。

せっかくこの記事にたどり着いてくれた人には、後悔だけは積み重ねてほしくないです。

僕の失敗談が、同じように悩んでいる人の一歩動くきっかけになればと思っています。

怠け癖で失ってきたもの/人生でどれだけ損しているかを理解する

怠け癖は、ただ「やらない」だけの問題ではありません。

気づかないうちに、時間も経験も、そして可能性までも奪っていきます。

怠け癖が具体的にどんなものを失わせてきたのか、どれだけ損をしているのか。

損を理解することで、動きたくなるキッカケ】にしてもらえたらうれしいです。

時間の損失

怠け癖がもたらす最も分かりやすい損失は、やはり「時間」です。

やらなきゃと思いながらも、手を動かさずにYouTubeやSNSを眺めて過ごす時間は、積もり積もって膨大になっていました。

僕の場合、1日にとれるはずだった作業時間は平均3時間。でも実際に行動していたのは0時間。

これを10年続けると、なんと約11,000時間もの時間を失っていたことになります。

勉強に使えば、専門的な資格を複数取得するのに十分な量の時間を浪費していたことになります。

正直、自分でも「僕に勝る怠け癖はこの世にいないだろう」と思います。

しかも、何もやっていないくせに「やらなきゃ……」と頭では後悔しながら過ごす日々だったので、本当に地獄でした。

やっかいなのは、1日単位では小さな無駄に見えること。

でも数年単位で振り返ると、その損失は想像以上です。

もしその時間を少しでも自分の成長や経験に回していたら、得られた知識やスキルは今の何倍にもなっていたはず。

時間は取り戻せません。

怠け癖による時間の浪費に気づくことは、行動を変える最初の一歩になります。

経験・知識の損失

時間だけでなく、怠け癖は経験や知識の習得のチャンスまで奪ってしまいます。

例えば、僕が最初にブログを始めたころ。

「ブログジャンルの選び方」みたいな動画でおすすめされた、転職系のブログを作ってみたものの、全く面白くなくて手が進まない。

興味がないジャンルに手を出してしまったんです。

その結果、1年間でたった3記事しか書けなかった年もありました。

ちょっとやってダメなら方向転換」という考えを持っていたら……もっと早く自分に合ったジャンルに取りかかれたはずです。

後で気づいたのですが、僕は自分の気になるジャンルなら同じブログ記事を書くという作業でも執筆ペースが全然違いました。

実際、初期ブログは1年でたった3記事、この怠け癖ブログは現時点で開設1ヵ月半で15記事書いています。

もっと早くこのペースで他のブログに方向転換していたら、技術や知識は今の何倍もあったはずです。

WordPress(ブログの土台)の細かい設定やデザインの知識・経験も積めて、もっとかっこいいサイトを作れていたかもしれません。

怠け癖があると「時間はあるのに、経験や知識が増えない」という損失を生むのです。

この事実に気づくことは、自分の行動の優先順位ややり方を見直すきっかけになります。

可能性の損失

「何かをやってみるのに遅い」という議論があります。

僕の結論は、どちらも正解だと思っています。「遅い」とも言えるし、「遅くない」とも言える。

なぜなら、何かを始めるときは、ゴールにたどり着くまでの過程にも価値があるからです。

時間の無駄になることはなく、知識や経験も少しずつ積み上げられます。

ただし、「可能性」に関しては時間とともに失われていくものもあります。

大げさにいえば、30代からプロ野球選手を目指してもほぼ不可能ですし、公務員を目指しても年齢制限がある場合があります。

怠け癖があると、こうしたチャレンジできた可能性を自分で潰してしまうことがあります。

時間や経験の損失以上に、自分の可能性まで狭めてしまう──それが怠け癖の怖いところです。

怠け者でも続けられる「仕組み化」のコツ

怠け癖のせいで時間も経験も可能性も失いやすいのが現実です。

だからといって「自分は怠け者だから無理だ」と諦める必要はありません。

僕が実践してきたのは、無理に気合いや根性で頑張らずに、怠け者でも続けられる仕組みを作ることです。

ポイントはシンプルで、ちょっとやってダメなら方向性を変えるだけ。

苦しいことを頑張ろうとしても、元々の性格が怠け者なら続かないのは当然です。

なら、怠け者らしく、自分が楽しめることだけに集中すればいい。

やめていい前提で動くことで、スタートのハードルもグッと下がります。

この仕組みを作ることができれば、怠け癖を持ちながらも、時間・経験・可能性を少しずつ積み上げることができます。

ここからは、僕が実際に使っている具体的な方法や考え方を紹介していきます。

「ちょっとだけやってダメなら方向転換」のルール

僕が仕組み化で最も大事にしているのは、このシンプルなルールです。

  • 小さく始める(スタートを軽くする)
  • 少しやってみる(大きな作業も極限まで小さく分解)
  • ダメなら方向性をすぐ変える

怠け癖の人は、完璧にこなそうとしたり、最初から全力で頑張ろうとしてしまいがちです。

それだと「やらなきゃ…」という思いだけが残り、結局何も進みません。

僕自身、先に話した通り、ブログのジャンル選びで大失敗しました。

「稼げる」と思って転職系ブログを作ったものの、面白くなくて手が止まり、1年でわずか3記事しか書けなかった時期もあります。

もっと早く方向転換をできていたら良かったです。

今は、自分が本当に書きたいことを軸にブログを書いています。

その結果、作業自体が楽しい。

「やってダメなら方向転換」というルールを意識するだけで、怠け癖を味方に変えられたのです。

このルールを取り入れると、スタートのハードルが下がり、やりたいことに挑戦する心理的負担も軽くなります。

この仕組みを使えば、怠け癖の僕みたいな人も、少しずつ知識や経験を積み重ねることができるのです。

仕組み化で時間泥棒を防ぐ

怠け癖は、気づかないうちに時間を奪っていきます。

だからこそ、あらかじめ「やることの小さな仕組み」を作ることが大事です。

重要なのでもう一度まとめます。

  • 大きな作業は極力小さく分ける
  • とりあえず少しだけ手をつけてみる
  • ダメなら方向性を変える

このルールを意識するだけで、時間を無駄にする“泥棒行為”を防げます。

完璧を目指す必要はありません。

小さく始めて、少しずつ積み重ねるだけで、怠け癖でも時間を味方にできます。

怠け癖の向き合い方

怠け癖は、決して「悪」ではありません。

自分の性格を理解し、うまく付き合えば、行動の指針や仕組み作りのヒントになります。

僕が大事にしているのは、この2つです。

自分の楽しさを優先する

  • やらなきゃいけないことより、まず「やって楽しいこと」を軸にする
  • 怠け癖は「嫌なこと」を避けるサイン

楽しさを基準にすることで、自然と続けられる行動が見えてきます。

小さな成功体験を積む

  • やらなかった自分を責めるのは絶対にダメ
  • 少しでも行動できた自分を認めること
  • 極小の成功体験を積み重ねる

怠け癖の人ほど「やらなかった自分」を責めがちですが、少しずつでも動けている自分にフォーカスすることが重要です。

怠け癖と向き合うとき、ポイントは「意志力でどうにかしようとしない」こと。

性格や習慣を否定せず、自分の傾向を理解したうえで、楽しさと達成感を味方にする。

そうするだけで、怠け癖が行動のブレーキではなく、ナビのような存在になります。

まとめ|怠け癖は悪ではなく「方向転換のきっかけ」

怠け癖は、ただのサボりや自己嫌悪の原因ではありません。

自分の性格や行動パターンを知るためのヒントであり、うまく仕組みを作れば味方にもできます。

この記事で話したことを振り返るとポイントは3つです。

  1. 時間・経験・可能性の損失に気づく
    怠け癖は知らないうちに、時間だけでなく経験や知識、さらには挑戦できた可能性まで奪ってしまいます。まずは「自分が何を失っているか」を理解することが、行動を変える最初の一歩です。
  2. 小さく始めて、方向転換を前提に行動する
    完璧を目指さず、まずは少しだけ手をつける。うまくいかなければ方向転換する。これだけでも、怠け癖は大きな時間泥棒ではなく、あなたの行動を後押しする味方になります。
  3. 楽しさと達成感を基準に行動する
    嫌なことを無理に頑張るより、楽しいこと・やってみたいことを優先する。そして少しずつ成功体験を積み重ねることで、自己嫌悪に引っ張られず前に進めます。

怠け癖がある自分を責める必要はありません。

自分の性格を理解し、仕組みを使って行動することで、怠け癖を人生の時間泥棒ではなく「方向転換のきっかけ」に変えられます。

せっかくここまで読んでくれたなら、今日の小さな一歩を大切にしてほしいです。

たとえ三日坊主でも、少しでも動けた自分を褒めてあげてください。

今日の極小の一歩が、年単位では大きな変化につながります。

タイトルとURLをコピーしました