こんにちは、良くも悪くも逃げ癖三日坊主のプロ、ぐでまるです。
小学生の頃、習字教室では塀を乗り越えて脱走。スイミングスクールも、親に言われて始めたのに3日で行かなくなる。
大人になってからも、資格試験や副業の勉強は三日で挫折…。
そんな僕が今、胸を張って言えることがあります。
三日坊主でも大丈夫。
むしろ、その経験こそが“自分に合うものを見つける力”を育ててくれるんです。
- 「毎日勉強しなきゃと思っても続かない」
- 「副業や資格勉強を始めてもすぐやめちゃう」
- 「やる気だけで頑張ろうとして疲れる」
そんな人にこそ読んでほしい記事です。
僕自身の三日坊主体験を振り返りながら、挫折を恐れずうまく方向転換するコツを紹介します。
昔から続かなかった僕の“三日坊主歴”
小さい頃から、大人になった今に至るまで、僕は何かを続けるのが本当に苦手でした。
習い事、資格勉強、副業――始めは意気込むものの、なぜか三日でフェードアウト。
ここでは、僕の“三日坊主体験”を具体例として振り返ってみます。
「ああ、自分も同じだ」と思える場面がきっとあるはずです。
スイミングスクールも習字教室も続かなかった子ども時代
小学生の頃、親に言われて始めたスイミングスクール。
まさに最初の3回くらいだけは通っていたんですが、急に行くのが苦痛に。
理由はよくわからないけど、当時の僕にとって“やらされている感じ”が嫌で仕方ありませんでした。
次に始めたのは、字が汚いからとやらされた、近所のおばちゃんが開いていた習字教室。
【塀をよじ登って脱走しました】
今思えば先生には申し訳ないけれど、「もう行きたくない」という気持ちの方が勝っていたんです。
資格試験も意気込んだのは最初だけ
大人になってからも、同じことを繰り返していました。
資格試験の勉強を始めては、すぐに教材をほったらかしに。
何か副業をやりたくて、プログラミングをやろうと思ったら難しすぎて3日どころか0日坊主に。
「また途中でやめた自分」に落ち込みつつも、次の興味にすぐ飛びつく──。そんな自分をずっと“意志が弱い人間”だと思っていました。
でも、やりたいことはなぜか続いていた不思議
ただ一方で、「好きなこと」はなぜかずっと続けられました。
ブログを書くこと、デザインをいじること、文章を考えること。
他にも、将棋の本を読んだり、サイトのアクセス数を勝手に分析したり。
もっと簡単なことでいえば、ゲームとか漫画とか。
誰かに言われたわけでもないのに、気づけば何時間も没頭していたんです。
そこで僕は初めて、「三日坊主になるもの」と「続けられるもの」には、根本的な違いがあるんじゃないかと気づきました。
「続かない=意志が弱い」と思い込んでいた頃
なぜ僕は三日坊主を繰り返していたのでしょうか。
それは単純に「自分の意志が弱いから」と思い込んでいたから。
ここでは、完璧主義や義務感がどのように僕の挫折を加速させていたかを振り返ります。
努力が足りない、やる気がないと自分を責めていた
「続けられないのは、努力不足だ」
「結局、僕には根性がないんだ」
そんなふうに、自分を責めるクセがついていました。
SNSでは“努力で人生を変えた人”が溢れていて、「自分も頑張らなきゃ」とプレッシャーを感じていました。
でも、現実は続かない。勉強も副業も、どれも三日坊主。
“やらなきゃ”という義務感で動くほど、エネルギーがすぐ尽きてしまう。
「嫌なことを続ける=正しい努力」という呪い
僕たちは小さい頃から、「嫌でも続けることがえらい」と教えられてきました。
部活、宿題、習い事。どれも“やめたら負け”という空気がありました。
でも本当は、嫌なことを我慢して続けるのは長期的に見て効率が悪いんです。
苦痛な作業ほど意志力を消耗します。
だから「続かない」ことは、怠けではなく自然な反応。
脳が「この方向は違う」とサインを出していただけなんです。
完璧主義ほど挫折しやすい理由
僕もそうだったんですが、完璧主義の人ほど「最初から完璧にやらなきゃ」と気合を入れすぎます。
その結果、理想とのギャップに苦しみ、すぐに疲れてしまう。
- 「毎日3時間勉強する!」
- 「副業で月5万円稼ぐ!」
こうやって大きい目標を立てるだけだと、続かない自分に失望しやすいんです。
完璧主義と三日坊主は、実は同じ根っこを持っています。
気づいた真実|続かないのは「怠け」じゃなくて「適性」
ところが、失敗を重ねるうちに大きな気づきがありました。
「続かないのは怠けではなく、自分に合わないことだったのだ」という真実です。
ここでは、好きなことと苦手なことの違いや、エネルギー消耗との関係について触れていきます。
好きなことは放っておいても続く
僕がブログや文章を書くのを続けられるのは、根性があるからではありません。
単純に「好きだから」。
“好き”という感情には強力なエネルギーがあります。
やる気がなくても自然と手が動く。
それは内発的動機(自分の内側から湧く動機)によるものなんです。
「苦痛を我慢して頑張る」は燃え尽きる仕組み
苦手なことを続けようとするほど、心身が消耗します。
最初は「やる気」があるように感じても、数日でガス欠。
当たり前です。
そもそも【やる気はやった後に楽しくなって出てくるもの】だと、僕は考えています。
つまり「続かない」は意志力の問題ではなく、“設計ミス”。
無理に継続しようとすると、心身の限界を超えてしまい、かえって長続きしない原因になり得ます。
三日坊主は「エネルギーが合わない」サイン
何をやっても三日で飽きる。
それは、「僕のエネルギーの向きとズレている」というサインです。
だから「続かない」は失敗ではなく、“方向転換のチャンス”。
エネルギーが合うものに出会うまでの試行錯誤なんです。
三日坊主の本当の価値|方向転換のチャンスだった
三日坊主は本当に無駄だったのか。
実は、すぐ辞めた経験こそが“方向転換のチャンス”になります。
僕が三日坊主をどう捉え、どう活かしてきたかを具体例とともに紹介します。
「続けられない=失敗」ではなく「仮説が違っただけ」
昔の僕は「三日でやめた=失敗」だと思っていました。
でも、よく考えてみると、続かなかったのにはちゃんと理由があります。
大きな目標はあったんです。
たとえば「公務員になれれば幸せになれる」と思っていました。
でも、その目標に向かう過程――勉強や課題の積み重ね――が全然楽しくなかった。
スイミングも習字もプログラミングも全部同じ。
だから三日坊主になった。
興味がなかったからやめただけなんです。
そして気づきました。
「幸せになる方法は公務員だけじゃない」
「過程も楽しい方法を選べばいい」
つまり、三日坊主は「自分に合わない方法や仮説を試して修正するプロセス」。
失敗ではなく、次へのデータなんです。
スモールスタートでPDCAを回す生き方
大きな目標を一気に達成しようとするより、「とりあえず三日だけやってみる」くらいがちょうどいい。
これはビジネスでいう“スモールスタート”の考え方に近いです。
三日で終わったなら、「どこまでできた?」「どこで止まった?」を振り返ればいい。
その繰り返しが、自分の行動パターンを理解する一番の近道になります。
完璧に続けようとするより、仮説を立てては修正していく。いわば人生のA/Bテスト。
「うまくいった型」を増やしていくほど、行動が軽くなっていきます。
「三日で飽きる」は才能でもある
すぐ飽きる人は、興味の切り替えが早い人でもあります。
多動力がある人、好奇心が強い人、飽きっぽい人──実は新しい可能性を見つけるのが得意なんです。
僕はこの怠け者ブログ以外にもブログを運営していて、自分の体験談を人に伝えるために書いたりするのが大好きです。
続かなかった経験を積み重ねるうちに、「自分が本当に熱中できるもの」を見つけられました。
三日坊主を繰り返したからこそ、“本命”を見極める目が育った気がします。
続けられることを見極めるA/Bテスト思考
「続けられる方法を探す」というより、「自分が楽に続けられる環境を見つける」。
A/Bテストのようなものです。
たとえば勉強なら、「朝型」か「夜型」かを試す。
運動なら、「ジムに行く」より「家で1分ストレッチ」の方が続くかもしれない。
三日坊主を恐れずに試すこと。続かなくてもOK。
これは僕がやっている【1分行動】や【行動改善主義】です。
続かなかった時点で「Aは合わなかった」という貴重なデータになるんです。
僕が“うまく方向転換”できるようになった方法
三日坊主をただの失敗で終わらせないために、僕は行動の見直し方を工夫してきました。
小さく試す、記録する、やめる判断を明確にする――そんな方法で、うまく方向転換できるようになった実例を紹介します。
「できない理由」ではなく「楽にできる形」を探す
以前の僕は「なぜ続かないんだろう」と考えてばかりでした。でも最近は「どうすれば楽にできるか?」に意識を向けるようにしています。
- 散歩しながらでも記事アイデア考えられるな
- ご飯が炊けるまで1分だけ使って見出しだけ書いておこう
- 動画の広告の時間は周りを片付けよう
小さく始めることで“最初のハードル”を下げる。そうすると、気づけば続いていたりします。
まさに“三日坊主を味方にする”やり方です。
「やめた」と「逃げた」を分けて考える
僕は昔、「やめた=逃げた」と思っていました。
けど今は違います。
合わないことをやめるのは、逃げではなく“最適化”。
逃げるように見えても、実はエネルギーの節約です。
その分を「自分がハマれること」に回した方が、長期的には圧倒的に効率がいい。
「続けるより、試す回数を増やす」
続けられなかったことを悔やむより、「次に何を試そうか」を考える。
僕にとっては、この考え方が一番ラクになれた方法でした。
1つを極めるより、10個試して1つ当たればOK。
三日坊主を前提にすれば、どんな挑戦も“軽く始められる”ようになります。
まとめ|三日坊主は“方向転換のプロセス”
最後に、三日坊主という現象を少し視点を変えて振り返ります。
続かない自分を責めず、試行錯誤を楽しむことで、僕たちはもっと自由に、自分に合った道を見つけられます。
合わないことを早くやめられるのは、むしろ強み
世の中には「続ける人」が称賛されがちだけど、「やめられる人」も同じくらい価値があります。
なぜなら、合わない道に時間を使わずに済むからです。
早めの方向転換こそ、人生の最強スキル。三日坊主はそれを磨く練習場なんです。
続けられたことに目を向けよう
「続かなかった」ことばかり覚えていると、自分を過小評価してしまいます。
でも、きっと“続いていること”もあるはず。
僕の場合、それがブログでした。
飽きっぽい僕でも、複数ブログを作るくらいに今も続けている。
つまり“三日坊主を繰り返した結果”見つけた好きなことなんです。
僕たちは「継続力」より「修正力」で生きていけばいい
続けることが正義、頑張り続けるのが美徳──そんな思い込みを少し手放してみましょう。
大切なのは、うまくいかない時に立ち止まって“修正”できる力。
三日坊主は、言い換えれば「修正のプロセスを回している人」。
何度でもやり直せる人なんです。
だから、三日坊主でもいい。
むしろ、その柔軟さこそが、長く生きていくための最大の強みなんじゃないかと僕は思います。

