こんにちは、だらだら人間のぐでまるです。
今回は、「やる気が出ないのに無理して頑張ろうとして、結局挫折した」
そんな僕の大学時代の失敗談をお話しします。
結論から言うと、原因はシンプルでした。
「本当にやりたいことじゃなかったから」です。
当時の僕は、公務員試験の勉強に挑戦していました。
理由は「将来の安定」とか「休日が多そう」とか──正直、ワクワクもしないのに“無理やり正解っぽい道”を選んでたんですよね。
今思えば、やる気が出るはずがありません。昔の自分に言ってやりたいです。「そんな気持ちでやる気出るわけねぇだろ!」って。
この記事では
- なぜ“やる気が出ない”状態で無理すると余計に苦しくなるのか
- やる気が出ないときに見直すべき「本音の部分」
- そして、僕がそこからどう抜け出したか
この3つを中心に話していきます。
「最近なんかやる気が出ない」「勉強や作業が続かない」──そんな人に、少しでも気づきや共感を届けられたら嬉しいです。
やる気が出ないのに無理して頑張った結果、待っていたのは“挫折”
きっかけは、大学生なら一度は通るあの悩みでした。
「就職どこにしよっかなぁ」「なんか良いところで働きたいなぁ」──そんな“なんとなくの不安”からスタートしたのです。
特にやりたい仕事があったわけでもなく、将来のイメージもぼんやり。
そんな中、ネットで調べてすぐに出てきた「安定してて良さそう」という理由だけで選んだのが、公務員試験でした。
当時の僕が「とりあえず頑張ろう」と思った理由
当時の僕が仕事を選ぶ基準は、今思えばかなり浅かったと思います。
- 給料がそこそこあるか
- 休みが多いか
- 人に言っても恥ずかしくないか
- だるくないか
まさに「量産型大学生」の思考そのものでした。
そんな軽いノリで「公務員いいじゃん!」と勉強を始めたのです。
今振り返ると笑っちゃうんですが、仕事の本質なんて入ってみないと分からないんですよね。
高卒でも天職を見つけて楽しく働く人もいれば、大企業で苦しんでる人もたくさんいます。
当時の僕は、そんな当たり前のことすら見えていませんでした。
やる気ゼロの状態で「とりあえず勉強」してみた結果
当然ですが、興味がないことを“とりあえず頑張る”のは地獄です。
明確な目標もなく、意味を感じられない作業なんて続くわけがありません。
「全然やる気出ないし、楽しくもない!」
本当にその一言に尽きました。
野球に興味がない人が「ルールブック全部暗記しろ」って言われても、無理ですよね。
興味がある人なら勝手に覚えるのに、興味がない人にとってはただの苦痛。
そんな状態だったので、勉強は当然はかどらず──。
気づけば動画を見たり、友達と遊んだり、だらだら過ごす時間が増えていきました。
限界を迎えた瞬間──やる気が完全に切れた日
今思えば、たいした出来事でもなかったのかもしれません。
でもそのときの僕にとっては、完全に“限界”でした。
ある日、ふとノートを開いた瞬間に「もう無理だ」と思ってしまった。
次の瞬間、完全に心が折れたんです。
そして襲ってきたのは、自己嫌悪と焦り。
「なんで自分だけできないんだ」「みんなは頑張れてるのに」
まるで、自分がダメな人間になったような気がしました。
最終的に僕は、公務員試験を諦めて大学生活を終え、普通の中小企業に就職しました。
でも、あの挫折がなければ今の「やる気の正体」に気づくこともなかったと思います。
本当にやりたかったことじゃなかったと気づいた瞬間
挫折した直後の僕は、「自分には根性がない」「意志が弱いんだ」と思い込んでいました。
でも、時間が経つにつれて、少しずつ冷静に考えられるようになったんです。
そしてようやく気づいたのは──
僕は“頑張れなかった”んじゃなくて、“そもそも頑張る方向が違っていた”ということでした。
「安定した仕事=幸せ」と思い込んでいた
当時の僕は、「安定した仕事=幸せ」だと信じて疑いませんでした。
世の中の“正解”をそのまま自分の正解だと勘違いしていたんです。
「安定してたら安心できる」
「親も喜ぶし、友達にも言いやすい」
そんな外側の基準ばかりで判断していました。
でも今振り返ると、それは「自分がどう生きたいか」じゃなくて「どう見られたいか」で選んでいたんですよね。
だから、勉強しても気持ちが乗らないのは当たり前。
「好きでもない道」を歩こうとしてたんですから。
世間体や将来の不安に流されていた自分
当時の僕は、将来のことを考えるたびに漠然とした不安を感じていました。
「就職できなかったらどうしよう」「負け組になりたくない」──そんな思いが頭の中をぐるぐる回っていたんです。
だからこそ、“安心そうな選択肢”に逃げた。
努力したいわけでも、心からなりたいわけでもなかったのに、
「これをやれば将来が安定するはず」と自分に言い聞かせていました。
でもその結果、得たのは安心ではなく、むしろ「モヤモヤした不満」でした。
やってもやっても満たされない。
何か違う気がするけど、理由がわからない──そんな感覚でした。
「やる気が出ない」の正体は“心が拒否してた”だけだった
やる気が出ない自分をずっと責めていました。
「自分は怠け者なんだ」「続けられない人間なんだ」と。
でも、後から分かったんです。
やる気が出ないのは“怠け”じゃなくて、“心が拒否してた”だけだったんだと。
頭では「やらなきゃ」と思っていても、心のどこかでは「これは違う」と分かっていた。
その違和感を無視して頑張ろうとしたから、余計にエネルギーを消耗していたんです。
あのときの自分に言ってあげたいです。
「やる気が出ないときは、自分を責めるんじゃなくて、“方向”を見直すタイミングだよ」って。
やる気が出ないときにこそ考えたい「本当にやりたいこと」
やる気が出ないときって、「自分はダメだな…」って落ち込む人が多いけど、
実はそれ、悪いことじゃないんですよね。
むしろ、“本当はやりたくないことを頑張ろうとしているサイン”かもしれません。
そして、そのサインに気づけたときこそが、本当にやりたいことを見つけるチャンスなんです。
やる気は“始める前”じゃなく“やってみてから”湧くもの
よく「やる気が出ないから始められない」と言うけれど、
実際は、やる気って“始めた後に出てくる”ものなんですよね。
僕自身、公務員試験の勉強をしていたときは、
「全然やる気出ないなぁ」と思いながら机に向かってました。
でもそのあと、なんとなく始めたアルバイトや趣味では、不思議と“やる気”が自然に湧いてきたんです。
結局、「やる気が出るからやる」じゃなくて、「やってみたからやる気が出た」――この順番が現実なんだと思います。
「やってみたけど楽しくなかった」もムダじゃない
正直、公務員試験の勉強は全然楽しくなかった。
でも、あの経験があったからこそ今の僕があります。
「これ違うな」って思えたのは、
自分の心がちゃんと反応してくれた証拠なんですよね。
やってみて、「楽しくなかった」「つまらなかった」と感じたことも、やらなければ一生わからなかったことです。
だから、失敗でも挫折でもなくて、ただ“自分を知るためのステップ”なんです。
やる気が出ないときは、「違う方向を試すタイミング」
やる気が出ないときって、無理して「頑張らなきゃ」と思いがちです。
でも、そんなときこそ一度立ち止まってほしい。
それは「もう少し自分に合った道を探そう」という心のメッセージかもしれません。
小さくでも方向を変えてみると、不思議とやる気が戻ってきたり、違う楽しさを見つけたりします。
僕自身、中小企業に入ってから「なんか、これ楽しいな」と思える瞬間が増えました。
それは、やってみたからこそ分かったことです。
「やる気が出ない」のは、怠けじゃなくて“サイン”。
そのサインに気づいて立ち止まれたとき、
ようやく“自分のペースで進む”という選択ができる。
無理して走るよりも、
一度深呼吸して方向を確かめる――それが、本当の意味での「努力」なんだと思います。
今だからわかる、“無理しない努力”の大切さ
どんなに頑張ろうとしても、心がついてこないと空回りしてしまいます。
だからこそ、無理せず自分のペースで動くことが、結果的に一番の「努力」になるんです。
やる気が出ない日は「サボり」じゃなく「サイン」
やる気が出ない日は、ただの怠けではありません。
僕も昔は「なんで自分だけできないんだ…」と自己嫌悪に陥っていましたが、今振り返ると、それは心からのサインだったんです。
やる気ゼロの状態で無理やり頑張ろうとしても、結局は空回り。
頭では「やらなきゃ」と思っても、体も心も動かず、どんどん焦りと自己嫌悪が増えていきます。
やる気が出ないときは、心が「今は違うことに時間を使え」と教えてくれていると考えると楽になります。
小さく動くだけで自己肯定感は戻る
僕が気づいたのは、「やる気が出るまで待つ必要はない」ということです。
やりたいことのほんの一部だけでも手をつけると、不思議とモチベーションは少しずつ回復します。
例えばゲームで「レベル上げ」をするときを思い出してください。
本当はめんどくさい作業でも、好きなキャラクターを育てるために自然とやってしまうことってありますよね。
現実も同じで、大きな目標の一部を小さく動かすだけで、少しずつ「やる気」が湧いてきます。
僕も中小企業に入って、最初は嫌々やっていた作業でも、目の前の小さなタスクをこなしているうちに、だんだん仕事自体が楽しく感じられるようになりました。
ポイントは、「無理に完璧を目指さず、まず動いてみる」ことです。
失敗が教えてくれた「自分との向き合い方」
やってみて初めて、自分が本当にやりたいことと、ただやらなきゃと思っていることの違いが分かります。
僕の場合、公務員試験に挑戦して失敗した経験が、「自分に合わないことはやっても無理」ということを教えてくれました。
逆に、中小企業での仕事を少しずつ経験する中で、「やってみることで楽しさとやる気は湧いてくる」という感覚も掴めました。
だからこそ、やる気が出ないときほど立ち止まらず、まずは小さな一歩を踏み出すことが大事です。
無理に頑張るのではなく、やってみて楽しいことを続ける。
楽しくないなら、立ち止まって考えてもいい。
この感覚を知るだけでも、無理せず前に進む力が身につきます。
やる気が出ないときは「心の声を聞くチャンス」
やる気が出ないとき、つい自分を責めてしまいがちです。
「怠けている」「自分はダメだ」と思ってしまうかもしれません。でも、今日までの僕の経験から言えることは、やる気が出ない日は“心が教えてくれるサイン”だということです。
無理に頑張るよりも、まずは小さく動いてみること。
やってみることで、楽しさや興味が芽生えることもありますし、逆に「これは自分に合わない」と気づくこともあります。
大事なのは、やった結果を受け止めること。やってみなければ、やりたいことかどうかも分からないのです。
僕自身、公務員試験に挑戦して失敗したからこそ、「やりたいこと」と「やらなきゃと思い込んでいること」の違いに気づきました。
その後、中小企業での経験からも、少しずつ動くことで楽しさややる気が湧いてくることを学びました。
まとめると、やる気が出ないときにできることは以下の通りです
- やる気が出ないのは怠けじゃなくて心からのサイン
- 小さな一歩でも動いてみる
- やってみて楽しいことは続け、楽しくないなら立ち止まって考えてみる
- 「やってみた結果」で自分の方向性を確認する
つまり、やる気が出ないときこそ自分の心の声を聞くチャンスなのです。
今日この記事に辿り着いたあなたも、もしかしたら「やってみたけど楽しくない」と感じているのかもしれません。
それなら、他のことを少し試してみる。それだけで、次に本当にやりたいことが見えてくるはずです。

